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2008年 01月 20日
イランの共同浴場の歴史は古い。当時の先端技術を駆使して十世紀につくられたイスファハンのシェイク・バハイ浴場は今は博物館として使用されている。一本のロウソクで室内を暖められるミステリーを解明しようと現代の国内外の科学者が調査を行った。天然ガスを使用したその仕組みは分ったものの、その火は二度とつかなくなってしまった。 十六世紀にできたケルマンのギャンジャリ・ハーン浴場は、当時から続く巨大なバザールの中にあり、天井やアーチ型の梁や柱のアラベスク模様のタイルがエレガントだ。 博物館となったもの、中にはチャイハネとして使われているものもあるが、社交場としての役割も持つ共同浴場は今も人々に愛され続けている。 天窓から差し込む光と美しいドーム型の天井、そしてその下にルンギ(腰巻)を巻いた人々、何枚もの干した赤いルンギがはためく様子などは昔から変わらぬ風景だ。 #
by Cafe-persia
| 2008-01-20 21:28
| イランの街角
2008年 01月 19日
赤い腰巻きをルンギと呼ぶ。共同浴場で使うイランではお馴染みの、一畳分くらいの綿の布である。作る地域によって多少のデザインの差はあるものの赤い生地に大柄の白と紺のチェック部分が四隅にある。 腰巻き以外には、車をふいたりして雑巾変わりに使うようなものだから、ものとしての価値はないかもしれないが天然の渋い赤とはぎれのいいデザインがラフな素材によくはえる。現に先入観のない日本の友人に見せると誰でも「かわい〜」と言う。 僕はこのルンギの良さをどうにか形にしようとティーポッットカバーやバックを作ってみた。東京でイベントに出展する機会があったので幾つか作ったが、そこでの評判はなかなかのもの。 ところが通りがかりのイラン人はこれを見逃しはしなかった。僕をイラン人とは知らずペルシャ語(イラン公用語)で遠慮なく話している。「おいおい、見てみろ、ここは風呂屋か。」2人の男は、笑いころげて子供のようにはしゃいでいた。 「・・・わかってないな。」 #
by Cafe-persia
| 2008-01-19 00:07
| ペルシャングッズ
2008年 01月 16日
発掘調査をしている知人からみかんが送られてきた。跡継ぎのいなくなったみかん農家の畑を発掘しているという。 しかしみかんの木はまだ残っているばかりか今年は豊作だそうだ。数年間、誰も世話をしていないので勿論売れるような風貌はしていない。 ところがこの味といったらギュッと凝縮されていて売っているみかんとはくらべものにならない。 ほったらかしのほうがおいしいとは皮肉。でも難点は手で皮が剥けない事。皮がものすごく薄くて実にくっついている。 #
by Cafe-persia
| 2008-01-16 23:07
| デイリーライフ
2008年 01月 15日
魚屋に汽仙沼の鮫があったのでこれでゴアカレーを作ったら抜群においしかった。 ゴアはインド西海岸の州で天然の良港を持つ。長くポルトガルの植民地だったので椰子の木と古い教会の風景が印象的だ。ヴァスコダ・ガマといった街の名前が語るように今でも大航海時代の匂いがする場所。僕はインドにいた大学時代、休暇はほとんどゴアで過ごした。クリスマス時期のビーチは欧米のヒッピーやヒッピーもどきで賑わう。今はもっと、観光化されているはずだけれど。 ゴアのカレーはインドのどことも違う。鮫の他にはかじきまぐろでもとてもおいしくできるのでぜひ試してほしい。 鮫(又は、かじき)を一晩、以下のスパイス等につけ込む。(2切れ分) 塩、黒こしょう少々、にんにく、しょうが、すりおろし各小さじ1 カリーマサラ(またはガランマサラ)小さじ1、ターメリック小さじ1/2 シナモン、カイエンヌペパー、コリアンダー、カルダモン、クミン、マスタードシード、各小さじ1/3 ベイリーフ2枚 (各スパイスがない場合はカリーマサラ(ガランマサラ)のみでOK、多めに入れる。) 薄切りたまねぎ1個分(中)をサラダオイルで軽く炒めたら小麦粉小さじ1/2をいれて炒める。 そこにカップ1の水を足し10分くらい煮る。(A) (辛いのが好きな人はたかのつめを加える。好みでマッシュルームやエリンギも加えてもいい。) つけ込んだ鮫(又は、かじき)を別のフライパンでスパイスをつけたままオイルで両面軽く焼く。(中まで火が通っていなくてOK)そこに上記(A)とココナッツクリーム缶165㎖を加えて10分煮る。 塩味を調え(塩分控えめがインド流)香菜を散らして出来上がり。 #
by Cafe-persia
| 2008-01-15 13:41
| デイリーライフ
2008年 01月 14日
ある日、イランのバザールで何気なく銀細工の店を見ていたら、棚にのった古い陶器の器が目に留まった。抹茶じゃわんくらいの大きさの黄味を帯びた白に、そっけなく緑や赤の班を押したような花模様が浮かぶ。丁寧に細工が施された銀製品の中で、一人足を投げ出して座っているような、そんな感じだ。僕はそれを指さして、「それ、見せてください。」と、言ったら店主はとなりの銀の水指しに手をかけた。「違う、そのとなり。」彼は首をすくめながら陶器の器を手渡してくれた。「あなたがお好きならどうぞ。」どうやら、売りものではなく、彼が店で食事する際に使っているものらしい。値段を聞くと「あなたに値引きはふさわしくないですよ。」と笑って答えた。 #
by Cafe-persia
| 2008-01-14 01:13
| ペルシャングッズ
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