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2008年 01月 14日
ある日、イランのバザールで何気なく銀細工の店を見ていたら、棚にのった古い陶器の器が目に留まった。抹茶じゃわんくらいの大きさの黄味を帯びた白に、そっけなく緑や赤の班を押したような花模様が浮かぶ。丁寧に細工が施された銀製品の中で、一人足を投げ出して座っているような、そんな感じだ。僕はそれを指さして、「それ、見せてください。」と、言ったら店主はとなりの銀の水指しに手をかけた。「違う、そのとなり。」彼は首をすくめながら陶器の器を手渡してくれた。「あなたがお好きならどうぞ。」どうやら、売りものではなく、彼が店で食事する際に使っているものらしい。値段を聞くと「あなたに値引きはふさわしくないですよ。」と笑って答えた。
by Cafe-persia
| 2008-01-14 01:13
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