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2012年 10月 15日
![]() あれから随分月日が流れて、僕は久しぶりに帰国し、丘に続く小道を叔母と並んで歩いていた。アムハッサン一家はその後戦争で家をなくし、この山間の小さな町に移り住んだ。僕と叔母はしばらく明るい林の中を歩いていると目の前に突然原っぱが開けた。すると叔母は「ここではよく家族皆でピクニックにきてごはんを食べたわ」と言った。そして1本の木を指差して今も彼があの木の下で本を読んでいそうよ、と言った。原っぱをぬけ小道が川辺に並ぶと、ここは「夏の庭」と呼んでいたお気に入りの場所よ、と言った。 アムハッサンの一生はしあわせだった。7人の娘もすっかり成長した。 丘を登りきりほどなくしたところにアムハッサンは眠る。僕と叔母は7つの花とデーツを持って丘の上に向う。 * イランではデーツやスイートをお墓参りに持ってゆき、墓前で食べたり偶然居合わせた見知らぬ人にもふるまったりする。 .
by Cafe-persia
| 2012-10-15 10:38
| ペルシャの詩 他
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