食事の布 ソフレ

ソフレとはイランで食事どきに敷く布やビニール製のものをいう。
伝統的なスタイルはカーペットの上に毎回食事の時に広げ、そこにお皿や料理を並べて、ソフレを囲んで座る。家には毎日の食事で家族で使うものや、お客さんがきた時の大きなもの、行事に使う特別なもの、と大きさやデザインの違うものが数枚はある。今はテーブルで食事をする事も多いのでソフレはテーブルにかけるから、いわゆるテーブルクロスとも言える。

専門のスタイリストが飾る「結納のソフレ」は特別ゴージャス。
家族で飾る新年（ノールーズ）のソフレは「7つのSのソフレ」。
「新芽を束ねたもの」「りんご」「ヒヤシンス」など、ペルシャ語でSではじまるものを7つそろえる。

「ソフレ」は日常会話にも象徴的な意味で使われる。
例えばふところの大きな人を「あの人のソフレはいつも開かれている」とか
恩義を受けた、という意味に「ソフレを分けた」といういい方をする。

新年ノールーズのイメージ映像
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